一度でどれ位白くなりますか?
個人差がありますが、オフィスホワイトニングの場合1回の施術でかなり白くなります。「ホワイトニングで白くなりやすい歯となりにくい歯」のところに書いたような白くなりにくい歯は、ホワイトニングによりもとの歯よりは白くなりますが、大きな効果が期待できないこともあります。そのような場合には、ラミネートベニアやセラミッククラウンという方法もございますのでご相談ください。
誰でも出来ますか?
次のような方には施術できません。
1.無カタラーゼ血症の方
無カタラーゼ血症の方は薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、もし薬剤を飲み込んでしまった場合、分解できず体内に蓄積されてしまいます。
2.ホワイトニング部位に虫歯や重度の歯周病がある方
虫歯や重度の歯周病は、しみや痛みの原因となる場合がありますので、そちらの治療が優先になります。
3.妊娠中・授乳中の方
使用する薬剤には高い安全性が認められていますが、妊娠中・授乳中のホワイトニングが問題ないというデータはありません。
たとえ安定期であっても避けたほうが良いでしょう。
4.エナメル質(歯の表面を覆う硬い組織)に亀裂が入っている方
施術中に痛みがでることがあります。
5.エナメル質形成不全・象牙質形成不全の方
エナメル質や象牙質(エナメル質の内側の組織)が十分に発達していない場合、ホワイトニングを行うことにより、一時的な知覚過敏になる可能性があります。
6.知覚過敏がひどい方
7. 小児など歯の形成が終了していない方
8. アレルギー体質の方もできない場合があります。
ホワイトニングにおける注意点はありますか?
オフィスホワイトニング後、最低24時間(できれば48時間)は色の濃い飲み物や食べ物、酸性物、タバコは控えてください。歯の表面はペリクルという薄い膜で覆われています。これは、デンタルエステやホワイトニングにより一時的に除去され、再生されるのに12~24時間かかります。再生するまでの約24 時間は再着色や脱灰しやすい状態ですのでお気をつけください。
効果はどれ位持続しますか?
個人差がありますが、半年から1年位が目安となります。きちんとメンテナンスをしていれば3年程白さをキープすることも可能です。歯の質、食生活にも左右されますので、半年に一度定期的に来院されることをおすすめします。
痛みや副作用はありますか?
知覚過敏の方、歯が磨り減っている方、ひび割れがある方、エナメル質(歯の表面を覆う硬い組織)が特に薄い方、歯質が弱い方などは、しみたり痛みを感じたりすることがあります。そういった症状が出た場合、ホワイトニングを一旦中止したり、使用するホワイトニング剤の濃度を下げたりする必要があります。
タバコを吸うと白くならないですか?
できればホワイトニング中の喫煙は避けていただきたいですが(特に施術後24~48時間は避けてください)、タバコを吸っているから白くならないということはありません。ただ、吸わない方に比べてホワイトニングの効果が現れにくい場合があります。
年齢制限はありますか?
基本的に年齢制限はありません。高齢者は歯の着色が進んでおりますので、ホワイトニングの効果は絶大です。しかし、歯の形成が終了していない方は受けていただくことはできません。
詰め物や被せ物も白くなりますか?
ホワイトニングにより歯が白くなるのは天然歯だけです。セラミック・プラスチック・金属など人工的なものは白くできません。それらを白くしたい場合、被せ直しや詰め直しが必要です。
神経がない歯も白くなりますか?
神経がない歯には、歯の内側に漂白剤を入れ徐々に白くしていきます。ただ限界はあるので、ご満足いただけない場合はラミネートベニアやセラミッククラウンなどの方法もございますので、ご相談ください。
身体に害はありますか?
ホワイトニングに使用する薬剤は、過酸化水素と過酸化尿素です。
当院のオフィスホワイトニングで使用する過酸化水素濃度は15か25%ですので、他のオフィスホワイトニングに比べると低濃度です(一般には30〜35%)。施術は、歯以外の部分に付着しないように、歯茎や唇を完全にプロテクトし、細心の注意を払って行います。
当院のホームホワイトニングで使用する過酸化尿素は10か15%です。飲み込んだとしても、問題はないとアメリカの歯科医師会でも確認しています。