昨年から今年にかけて2回ほど、
ICOI公認のテンプル大学歯学部主催のインプラントの研修に行ってまいりました。
ICOI(International Congress of Oral Implantologists)は1972年に設立された国際的な口腔インプラント学会です。
本部は米国ニュージャージー州にあり、すべての患者様によりよい歯科治療を提供するため、歯科医療従事者のインプラント教育に努めています。
世界最大規模のインプラント学術団体であると同時に、インプラントの継続教育を提供する最大の機関です。
そして、今回参加した研修を行っているテンプル大学歯学部は、アメリカで2番目に古い歴史を持っていて、校内に世界的にも有名な歯科歴史博物館があります。
もちろん、インプラントに関してもすばらしい教育システムをもっています。
また、キャンバスはフィラデルフィアにあり、映画ロッキーの舞台になった有名な大都市ですのでご存知の方の多いのでないでしょうか。
講義内容は、実際には多岐にわたっていますが、次の2つが大きな柱となっていました。
「Dr. Roger P. Levinによるアメリカでのデンタルクリニックにおける診療システム(かなり進んでいるクリニック)導入のための講義」
Dr. Roger P. Levinは、アメリカで1985年から数多くのクリニックのコンサルティングを行い、リーダー的存在となるクリニックへ導いています。
予約方法から、治療コンセプトまで多くの範囲の網羅する講義でした。
「Dr.Steigmannによるによるインプラント講義」
Dr.Steigmannは、ドイツで1500人以上のインプラント医が参加している専門的コースを主催しています。講義では、骨造成の手術において、造成量/成功率を上げる新しい手技も多くの時間を割いて解説されていました。
今年もテンプル大学の研修に参加予定ですので、また報告させていただきます。