2012年07月20日
ICOIベトナム大会
アジア地区で開催される国際的学会の特色は、世界のオピニオンリーダーで
あるスピーカーとアジアを代表するスピーカーの共演と、アジア地区の先生方
との情報交換です。
インプラント治療は、ヨーロッパが発祥の地でありますので、今でも欧米が
リーダーシップをとっています。ですが、情報交換での国境がボーダーレスと
なった今では、インプラント治療のレベルの格差はかなり無くなっていると実
感しています。
今回の私の目的は、Dr.Tarnowの講演ももちろんですが、アジア系アメリカ
人のDr.Kanの講義、日本の先生方(春日井先生、林先生、鈴木先生)の海外で
の講演など多くのものがありました。
学会での勉強方法は二つあります。一つは、一人のスピーカーの講演をじ
っくりと長時間聴くことです、これによって詳細な内容を掘り下げて理解する
ことができます。また、もう一つは短時間にまとまった講演を幾つか聴くこと
です。これによって、偏りがちな自分の考えを柔軟にし、いろいろな角度から
インプラントについて考えるきっかけになります。
ホーチミンではこれらの両方を達成することができ、満足のいく内容でし
た。 また、ICOIは、認定医や役員の就任のセレモニーをガラディナーと合わせて
行います。毎回ではないのですが、このセレモニーに合わせてタキシードを持
参で学会に参加します。
来年は、アジア地区での開催は台湾ですが、その翌年は日本での開催になり
ます。移動の負担が少ないので、気軽に多くの先生が参加できるので今から楽
しみです。