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2011年04月07日
昨年の日本歯周病学会とアメリカ歯周病学会の合同学会
昨年11月に行われた上記学会で、ポスターによる発表をしました。
インプラントの周囲の骨は1〜2ミリ程吸収してなくなる傾向にあります。
そもそも、インプラントの長さは10数ミリ程度で、この部分が骨と結合して噛む力を支えているのですから、上記の吸収はインプラントの長期的な安定性、審美性に悪く影響する場合があります。
それについて、有効な方法を見いだしたいという気持ちで、骨吸収の傾向などをまとめてみました。ほとんど、レントゲン的には骨が影響を受けたことを確認できない良好な場合もあるのです。
この結果を見てから、インプラントの骨内への埋入方法を少しだけ改良しました。
他の先生の発表をみても、私と似た様なデータをお持ちの先生もいらしたので、嬉しかったです。
5年前とは明らかにインプラント体の形状が変わってきましたし、それを支持する結果(私もそうですが)が増えてきたので、今後、
インプラント治療の精度がますます向上するという確信が持てた時でした。